我が家は掃除機はもともと、東芝のトルネオVでしたが、最新のサイクロン掃除機はどこまで進化したのかな?という検証も踏まえて買い替えてみました。
買い換えに至った経緯や機種選定の流れと、それぞれのメリット・デメリットなど違いを書いていこうと思います。
目次
トルネオVの6年前の旧モデルと最新モデルの比較
この掃除機は2012年9月10日発売された今から6年前のサイクロン掃除機トルネオV(VC-SG412)です。当時は35,980円で購入しました。
そして執筆時点での最新機種は2018年11月発売のトルネオV(VC-SG900X/VC-SG700X)にあたります。
※900と700の違いは先端のアタッチメント(電動ふとんブラシなど)があるかないかの違いです。
約6年の間にどの程度進化したのか表でまとめてみます。
6年前のモデル (VC-SG412) | 最新モデル (VC-SG900X) | |
吸込仕事率(W) | 200~50 | 180~50 |
消費電力(W) | 850~300 | 770~250 |
本体寸法(mm) (幅×奥行×高さ) | 220×322×267 | 180×300×276 |
本体質量(kg) | 3.3 | 2.3 |
標準質量(kg) | 4.7 | 3.7 |
運転音(dB) | 64~58 | 64~58 |
集じん容積(L) | 0.4 | 0.2 |
6年の進化で、小型化し1kgの軽量化になっているように見えますが、仕事率が落ちたぶん消費電力も下がったように見えます。
なにより集じん容積が半分になってしまいました…
6年前の製品ではゴミを1/5に圧縮すると記載がありましたが
最新モデルでは1/7まで圧縮と記載されております。
そのため集じん容積も小型してしまったようです。
でも半分なので1/10まで圧縮してないと…という気がしますが。
とまぁ、調べてみると特に物欲湧くこともなく今の掃除機のほうが良さげという結論に至ってしまいました。
そこで東芝以外のパナソニック製のサイクロン掃除機も調べてみることにしました。
プチサイクロンの型落ちモデルと最新モデルの比較
パナソニック製のサイクロン掃除機はプチサイクロンという名前がついています。
こちらが一つ前の型落ちモデル
そしてこちらが最新モデル
最新モデルと1つ前の型落ちモデルで価格ドットコムで価格を比較してみると6,000円以上の差がありました。
スペック的に6,000円の価値を調べてみることにしました。
型落ちモデル (MC-SR550G) | 最新モデル (MC-SR560G) | |
吸込仕事率(W) | 200~60 | 200~60 |
消費電力(W) | 720~250 | 720~250 |
本体寸法(mm) (幅×奥行×高さ) | 238×327×290 | 238×327×290 |
本体質量(kg) | 2.6 | 2.6 |
標準質量(kg) | 4.1 | 3.9 |
運転音(dB) | 61~57 | 61~57 |
集じん容積(L) | 0.25 | 0.25 |
この比較表から違うところを見つけるほうが難しいですが、ホースなどを含む標準質量が200g軽くなったというくらいで、その他本体のスペックはほぼ何も変わっていないようです。
重さが違う原因は、パイプ延長部分が3段階に伸びる構造から長さが固定のパイプに変更なったことでした。
伸ばして使いたい時は持つ手の位置を変えてね!
という仕様のようです。
ダイソンなどのコードレス掃除機もパイプは固定なのでこれに習って軽さを優先したようです。
残念ながら私にはパイプを固定して使って200g軽くなるというのに6,000円払う価値が見当たらなかったので型落ちモデルのほうが安くて良さそうでした。
プチサイクロン(MC-SR550G)を購入!
いろいろ悩んだ挙げ句プチサイクロン(MC-SR550G)を購入することにしました。
さっそく開封していきます!
これが本体になります。本体質量は今までのトルネオVの3.3kgから2.6kgへと700gも軽くなりました!
そしてこちらがホースになります。
パナソニック曰く小型軽量パワーノズル(軽量素材使用)
3段伸縮ロングすき間ノズルです。最新モデルではペタすき間ノズルに変更になっており伸縮しなくなっています。
これがメインの最新モデルより200g重いけど伸縮するパイプです。
これはふとん清潔ノズルです。
布団に楽に掃除機をかけることができます。
トルネオVとプチサイクロンの比較
6年前のトルネオVと型落ちモデルのプチサイクロンの2つを、実機の使い勝手等を比較してみます。
ごみセンサーはトルネオVよりプチサイクロンの方が見やすい
プチサイクロン勝利
両者ともゴミを吸うとセンサーが反応します。
プチサイクロンはごみがあるとパイプ先端が赤く光ります。
トルネオVにもゴミ残しまセンサーという同様の機能がついていましたが、手元が赤く光るだけでした。
掃除中に掃除機の先端は見ますが手元はあまり見ないためプチサイクロンのほうがわかりやすいですね。
プチサイクロンではゴミが多いと赤点滅してゴミが減ってくると赤点灯しゴミが無くなると消えます。
プチサイクロン独自のLEDナビライトは優秀
プチサイクロン勝利
パナソニック製の掃除機にはノズルの先端にLEDナビライトがついているため、暗い場所でかなり効果を発揮します。
というか暗いほうがホコリがよく見えます(笑)
上位機種には親ノズルにも子ノズルにもLEDナビライトがついています。
上位機種ではないこちらの機種には親ノズルにLEDナビライトがなかったり、布団用ノズルが付属していません。
プチサイクロンの壁際の吸引力はすごい
プチサイクロン勝利
プチサイクロンの場合ティッシュペーパーをそのまま引っ張ることができるほど壁際の吸引力があります。
上の画像の状態で掃除機を後ろに引くとティッシュペーパーも一緒にくっついてきます。
壁際など端の方の掃除漏れを減らすことが出来そうです。
トルネオVの方がノズルがよく曲がる
トルネオV勝利
プチサイクロンは足でボタンを押すことで親ノズルと子ノズルを分離できます。
この機能があるせいで、ノズルが若干重くトルネオVのように90度近くは角度が曲がらないようです。
トルネオVは2パターンスタンドがあったがプチサイクロンは1パターンのみ
トルネオV勝利
トルネオVでは本体をそのままの状態でパイプを立てて置くことができましたが
プチサイクロンは本体を立ててパイプを収納する必要があります。
ちょっと立てかけたい時に結構不便ですね。。。
ごみ捨ては方法は一長一短
ゴミ捨ての際、トルネオVは下のカップを外してゴミを捨てます。
そーっと開ければそれほどゴミが舞い上がりません。
プチサイクロンの場合は下の蓋がカパッと開いて捨てれます。
勢いよくやると細かいゴミが舞い上がります。
一概にどちらの構造のほうが良いというのは難しいですね。
まとめ
世代もメーカーも違うトルネオVとプチサイクロンを比較してみました。
確実に軽量化は進んでいることがわかりましたが、無理やり毎年新製品をリリースするサイクルによって、モデルチェンジごとにそれほど進化していないこともわかりました。
掃除機はそういう意味では、スペックを比較した上で安くなった型落ちモデルの購入も十分ありかと思います。