【工場見学】ANAとJALの工場見学ツアーの違い

ANAとJALの工場見学ツアー

ANAとJALは社会貢献の一環として工場見学ツアーを行っています。どちらも似たような内容ですが実は結構違います。そのあたりをまとめてみました。

見学概要の比較

 ANAJAL
名称機体工場見学JAL工場見学~SKY MUSEUM~
見学概要1階講堂、格納庫、1階ロビー展示エリア、航空教室、格納庫見学
開催日月曜~金曜毎日
開催時間①10:00~11:3010:00~11:40
開催時間②13:00~14:3011:30~13:10
開催時間③14:00~15:3013:00~14:40
開催時間④15:00~16:3014:30~16:10
予約方法インターネットか電話インターネットのみ
予約開始日6か月前の09:30~
(電話は5か月前09:30~)
6カ月前9:30~
見学可能人数1~80名1~100名
見学対象者小学生以上小学生以上
料金無料無料
所要時間90分100分
アクセス「新整備場駅」から徒歩約15分「新整備場」から徒歩2分

主な違い

  • 名称の通りANAは機体をメイン、JALは全体をミュージアム(博物館)として見学してほしいという意図が伝わってきます。
  • もっとも行きやすい土日にANAは開催していません。一方JAL毎日というのは素晴らしいですね。
  • ANAはインターネット意外に電話でも予約受付を行っています。
  • ANAの80名に対してJALは100名なのでJALの方がキャパが多いといえるでしょう。
  • JALの歴史にも触れてほしいとの意味で所要時間もJALの方が10分長い100分になっています。
  • アクセスには大きな違いがありますね。徒歩15分と2分、誰でも2分で着くほうがいいですよね。

ということでANAよりもJALの工場見学ツアーの方が人気と満足度ともに上となっています。

ANAの工場見学の流れ

受付け カウンター

  1. コンポーネントメンテナンスビルにて、入館手続き
  2. 1階受付カウンターにて、入館証をご提出
  3. 入館パスを着用
  4. 見学案内係員の誘導で1階の講堂へ

1階講堂

  1. 講堂での説明内容
  2. 年齢層に合わせて、ANAグループが使用している飛行機について紹介

格納庫

  1. 整備作業中の実機見学
  2. ヘルメットを着用して格納庫に出ます。
  3. デッキでの格納庫等の説明
  4. 飛行機の説明

1階ロビー

  1. ヘルメット回収
  2. 解散

JALの工場見学の流れ

展示エリア

アーカイブズエリア


1951年の会社設立以降、世界の空を切り拓いてきたJALの史料を展示しています。

仕事紹介エリア


運航乗務員、客室乗務員、整備士、空港スタッフ、グランドハンドリング&貨物スタッフの各職種のブースを設置しています。
スタッフの仕事内容や、日常業務で重要な役割を果たす「7つ道具」の紹介、実際に体験できるコンテンツ、クイズなどが用意されています。

制服体験エリア


JALスタッフの制服を簡単に着ることができ、航空機の大型パネルやコクピット模型を背景に、記念撮影をすることができます。

新商品・サービス紹介エリア


国際線、国内線の座席を展示しています。一部の座席には、実際に座ることもできます。

顔マッピング


一瞬のうちにさまざまな職種のJALスタッフになることができる楽しいディスプレイです。

航空教室


航空機の飛ぶ仕組みや羽田空港の概要などを学べます。

格納庫見学


実際に整備士が整備している姿や本物の飛行機を間近で見ることができます。

まとめ

こうして比較してみるとANAよりもJALの方が明らかに工場見学に力を入れていることがわかります。こういう機内以外でのサービスの充実は直接利益に結びにくいためこういうJALの姿勢は素晴らしいですね。ANAはJALにはないインターネット場で体験できる「360度視点体験」というコンテンツがあります。しかし工場見学内容だけで比較するとANAはJAL完敗です。
ちなみにANAは平成5(1993)年9月から開始して23年目となる2016年12月19日に「機体工場見学」の来訪者数が累計100万人を突破しました。

ANA株主限定工場見学

ANAの株主の場合は株主専用サイトから株主限定で祝日の予約が抽選で申し込めます。

■お申し込みについて
ご希望の参加日時を一つご選択してお申し込みください。(複数の見学日をお申し込みいただくことはできません)
参加者は抽選により決定させていただきます。見学日の40日前にお申し込みを締め切り、抽選を行います。
抽選の結果は、見学日の30日前迄にメールでお知らせいたします。

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