自宅のLANケーブル配線工事は業者に頼まず自分でやろう!

情報盤の中

今住んでいるマンションに引っ越してもうすぐ2年になりますが、引越してきて最初にしたことは家具の設置でもなく採寸でもなくLANケーブルの引き回しでした(笑)

LANポートは多すぎて困ることはないという信念のもと作業を行います。

引越し前の内見で寸法を測って家の図面をCAD化していたので引越してからの採寸は不要でした。家具などを設置してからではやりにくい場所もあるので早速工事をはじめました\(^o^)/

前提条件

LANケーブルを引き回し可能な前提条件として、マンション等の場合はあらかじめ情報盤から各コンセント口までCD管が通っている必要があります。
CD管とは工事後にあとでLANケーブルなどの様々なケーブルを通すための配管です。

一般の人は家が完成してしまうとほとんど目にすることがないものですね(笑)

親切な業者はこれにあらかじめワイヤーを通して工事をしています。そのワイヤーの先に通したいケーブルをつなげてワイヤーを引くことでCD管の中にケーブルを通すことが出来るわけですね。

しかし、CD管のみ設置されている場合は別途ワイヤーを購入する必要があります。

このワイヤーは結構高いです…

用意する物

CD管もあってワイヤーも通してある場合は簡単に工事可能になります。

ニッパーやカッターやドライバーも必要になりますが、それはまぁある前提で進めます。

まずは、LANケーブルの引き回しに必要な道具です。LANケーブルは当然必要ですね。LANケーブルにはカテゴリーがありますが、今後のことも考えてカテゴリー5よりもノイズに強いカテゴリー6を選択しました。

ケーブルにはLANポートに差し込むコネクタが無いのでコネクタも購入します。

コネクタをカシメる工具も必要になります。

SUNKIT SK-868DR LANコネクタ圧着ペンチ RJ45/RJ11 (8P/6P)かしめ工具 ゴムグリップ ラチェットELECOM型
SUNKIT

最後に、壁にLANポートを増設するためのモジュラージャックも必要になります。

必要な道具などは以上です。

工事の流れ

これがあらかじめマンションに設置してあった情報盤です。当然空っぽです。

右側の箱は既に配線されている電話線です。親切にコンセントまで設置してありました。

この情報盤の上の方を見ると先程説明した各部屋のコンセントに通じるCD管とその中を通っているワイヤーが見えます。

カバーを外してCD管から出ているワイヤーを確認します。

注意
100Vのラインに不用意に触れると感電しますので注意して下さい。

各部屋のコンセント口にあるワイヤーにLANケーブルを結んで引っ張ります。

注意
この時途中でワイヤーとLANケーブルが外れると悲惨なことになるので、絶対にはずれないように厳重に結んでおきましょう。

モジュラージャック側は色の指示通りに「ぐずっと」差し込むだけで完了です。あとは外したパネルをもとに戻してコンセント側の作業は終わりです。

もう一方の情報盤側のケーブル処理はLANケーブルを自作するページを参考にして下さい。

参考 CAT6eケーブル自作サンワサプライ株式会社

これが作業しやすいように情報盤のパネルを外した状態です。ちなみに白い線はメインの光ファイバーケーブルです。

あとは綺麗にケーブルをまとめたらカバーをもとに戻して作業完了です。

かかった費用

当時、6箇所(6ポート)の作業を行いました。

LANケーブル(100m)5,644円
コネクタ749円
カシメ工具1,300円
モジュラージャック7,680円
コネクタカバー325円
ラベルバンド816円
合計16,514円

合計で16,500円程かかりました。ハブはもともと持っていたので出費はなしです。まぁ普通のスイッチングハブなら買ってもそんなに高額ではないです。

しかし、多分業者に頼むと最低1箇所(1ポート)1万円くらいはかかると思います。(たぶん)

まとめ

もし引越しの予定のあり、ご自身でLANケーブルを引き回したい方は「CD管が通っているか」「CD管にワイヤーも通してあるか」など聞いたほうが良いと思います。たぶん変態と思われます(笑)

最近は無線のWi-Fiも高速化してきていますが、信頼性や速度は有線に勝てませんから(*^^*)

アクセスポイントYAMAHAのWLX220とPoE対応のTL-SG108PEを導入

コメントを残す