ハイスペックコンデジ『G7X Mark2』vs『 RX100M3』

G7X Mark2とRX100M3の比較

最近のコンデジは昔と違って超ハイスペックになってきています。レンズを変えられないくらいで他の機能はミラーレスや一眼と遜色なく(少しオーバーですが)なってきています。そこで今回PowerShot G7X Mark2サイバーショット RX100M3の違いをまとめてみました。
ハイスペックコンデジの購入を検討されている方の役に立てばと思います。

スペック

製品名G7X Mark2DSC-RX100M3
メーカーCANONSONY
最安値58,540円63,499円
発売日2016/4/212014/5/30

※2017/06/16時点の価格です。
メーカーの好みでSONYが好きと言われればもう比較する必要も無いと思います。SONYを買いましょう!(笑)メーカーにこだわり無く悩んでいる人は悩みに悩んで買いましょう!
G7X2は去年発売された最新モデルですがRX100M3は発売してから約3年が経過しています。RX100シリーズはその後も後継機種が発売されているものの併売という形をとっているのでなかなか価格が落ちません価格的スペック的に近いこの2機種でスペックを比較していきます。

撮像素子

製品名G7X Mark2DSC-RX100M3
総画素数2090 万画素2090 万画素
有効画素数2010 万画素2010 万画素
撮像素子1型CMOS1型CMOS

画素数やCMOSサイズなど同スペックになります。おそらく後発のG7X2はかなりRX100シリーズを意識して開発していたと思われます。

レンズ

製品名G7X Mark2DSC-RX100M3
焦点距離(広角)24 mm24 mm
焦点距離(望遠)100 mm70 mm
F値(広角)1.81.8
F値(望遠)2.82.8
光学ズーム4.2 倍2.9 倍
マニュアルフォーカス

レンズについても両社ともほぼ違いはありませんが、あえて挙げるならば光学ズームがG7X2の方が4.2倍ということでしょう。

光学ズームはレンズを動かすことによって、焦点距離を変化させ、光学的に拡大して写しています。

基本仕様

製品名G7X Mark2DSC-RX100M3
デジタルズーム4 倍44 倍
シャッタースピード1~1/2000 秒1~1/2000 秒
撮影感度通常:ISO125~12800通常:ISO125~12800(拡張:ISO80、100、25600)
最短撮影距離5cm5cm
記録メディアSDカードSD/メモリースティック
記録フォーマットJPEG/RAWJPEG/RAW
起動時間1.2 秒1.6 秒
撮影間隔0.4秒0.6秒
液晶モニター3インチ(104万ドット)3インチ(122.88万ドット)
ファインダー無し電子式ビューファインダー(144万ドット)
撮影枚数265 枚320 枚
連写撮影8コマ/秒10コマ/秒

基本仕様で大きく違いが出てきました。まずはデジタルズームがRX100M3は44倍まで可能です。

デジタルズームはレンズ自体はそのまま動かさないため、実際に写る大きさは変わりません。 CCD に写った画像の一部を拡大することで被写体の大きさを変えています。一部を補完拡大することで、あたかも望遠で撮影したかのように見せているため、デジタルズームを使うと画像が荒くなることがあります。

またRX100M3は拡張ISO設定でISO感度を大きく変えることが出来ます。

起動時間はさすが最新モデルのG7X2が0.4秒早い1.2秒で起動が可能です。

またRX100M3はファインダーを搭載しているので直射日光下などの明るきて液晶が見えづらい時に活躍します。(それでも一眼のようなファインダーから比べると見にくいと思います。)

RX100M3のほうが撮影枚数が1.2倍ほど多く撮影できます。

動画

製品名G7X Mark2DSC-RX100M3
動画撮影サイズ1920×1080(フルHD)1920×1080(フルHD)
記録方式MP4(映像:MPEG4-AVC/H.264)MP4/AVCHD Ver2.0
最長撮影時間メモリ容量に依存約50分
フレームレート60 fps60 fps

動画撮影機能に関しては最長撮影時間のみ違いがあるようです。

撮影機能

製品名G7X Mark2DSC-RX100M3
手ブレ補正機構光学式光学式
顔認識
タイムラプス
セルフタイマー30/25/20/15~0秒10/2秒
バルブ撮影
自分撮り機能
AF自動追尾機能

撮影機能はG7X2がタイムラプス機能があります。
このようなものをタイムラプスです。

何気にG7X2を使用していて助かるのがセフルタイマーの設定が豊富にできることです。子供を撮影するときになどに大活躍します。

※コメントで教えていだきましたが、RX100M3にもアプリを追加することでタイムラプスが可能なようです。アプリ1,028円しますが…

本体機能

製品名G7X Mark2DSC-RX100M3
Wi-Fi
Wi-Fi Direct対応なし
チルト液晶
USB充電
タッチパネルなし
PictBridge対応なし

どちらもWi-Fi機能を搭載

どちらもUSB充電に対応

G7X2はタッチパネルに対応しているので設定入力やタッチシャッターが可能です。スマホのように撮った画像を拡大したり次の画像を見たりも可能です。

チルト液晶は両社同じように上方向は約180度、下方向には約45度まで角度調整ができます。

サイズ・重量

製品名G7X Mark2DSC-RX100M3
幅x高さx奥行き105.5×60.9×42.2 mm101.6×58.1×41 mm
本体重量294g263g
総重量319g290g

総重量が約30gほどRX100M3の方が軽くなっています。

以上がスペック等の比較になります。

RAW現像

JPEG保存での撮影も当然可能ですが、どちらの機種もコンデジながらRAW撮影が可能です。このRAW現像は撮影時に設定が最適でなかった写真などをあとから修正が可能です。(失敗した写真が少なくなる)

 

英語でRawは「生」「未加工」を意味するものの、未加工ではない画像データをRAW画像と称していることもあり注意を要する。 かつてはいわゆるベタ画像のことを指すこともあったが、2000年代に入ってからはデジタルカメラやイメージスキャナ等における「未現像」データのことを指す場合が多い。


これがG7X2で撮影したRAWデータをそのまま現像したものです。アイコンは加工しています(笑)


これが先程のRAWデータを付属のソフト「Digital Photo Professional 4」で1クリックガンマー調整のみしたものになります。ずいぶん明るくいい感じになりましたね。

HDR加工

G7X2はカメラ内でHDR撮影も可能ですが、先程紹介したDigital Photo Professional 4でも可能です。カメラ内でHDR撮影してしまうとRAWデータが残らずJPEGデータしか保存されません。またカメラ内でHDR撮影すると処理に時間がかかりバッテリーも消費するので私は、ソフト側で疑似HDR合成を行っています。(疑似とは三脚を使用せずに露出が違う写真をブレずに撮るのが難しいのでソフト側で露出を変更するようなことをしています)


例えばこの桜を撮影した写真です。これはRAWデータを無加工で現像したもので。撮影時におもいっきり逆光だったため実際に目で見た桜とは違って暗くなっています。


先程のRAWデータの明るさを例えば -2 するとこのように更に暗くなります。


そしてもう1枚は先程のRAWデータのあかるさを +2 するとこのように明るくなります。


これら3枚のRAWデータ(明るさ-2,0,+2)をHDR処理するとこのように、実際に見た桜にほぼ近い写真で現像が可能です。


このHDRは本来夜景などに使うと非常に綺麗に現像できます。

もしコンデジの購入を検討されている方はRAW撮影できる機種をおすすめします(^o^)

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