ファーストクラス・ビジネスクラス・エコノミークラスの略号の由来

航空座席には大きく分けて3つの種類があります。

  • 憧れのファーストクラス
  • やっぱり乗るならビジネスクラス
  • おとなしくエコノミークラス

最近はプレミアムエコノミーというクラスもありますが、このそれぞれのクラスには1文字でそのクラスを表現する略号と言うものがあります。

ファーストクラス(First Class)


その名の通り略号は「F」です!誰もが憧れる「F」ですね。チェックインからラウンジ、搭乗、機内食などすべてのサービスにおいてファーストです。

ビジネスクラス(Business Class)


ファーストクラスが「F」なら「B」と思いきや違います。これは当時アメリカを代表する航空会社であったパンアメリカン航空が、通常料金でエコノミークラスに搭乗する顧客への専用サービスとして、専用コンパートメントの設置や座席サイズの拡大、機内食の充実を行った「クリッパークラス」(Clipper Class)と呼ばれる中間クラスを導入したのが始まりといわれています。ビジネスクラスの略号を「C」としている航空会社が多いのはそのためです。

エコノミークラス(Economy Class)


エコノミークラスの略号も「E」かと思いきや「Y」です。Economyの頭文字「E」にしてしまうとA,B,C,D,E,Fとファーストクラスの「F」よりも前になってしまうファーストクラスを配慮してEconomyの末尾の「Y」になりました。

「F」「C」「Y」以外は座席クラスではなく予約クラス

今までは座席の種類についてでしたが、実際予約してみるとこの3つ以外の文字を見た人も多いと思います。それは予約の種類(予約クラス)を表す略号です。
航空会社でバラバラなのでANAを例に説明すると以下のようにマイレージ積算率が異なってきます。

ファーストクラスの予約クラス

予約クラスマイレージ積算率予約変更払い戻しアップグレード
F150%無料無料なし
A150%有料有料なし

ファーストクラスは割引が一切ないのでマイレージ積算率は1種類だけになります。

ビジネスクラスの予約クラス

予約クラスマイレージ積算率予約変更払い戻しアップグレード
J150%無料無料
C125%無料有料
D,Z125%不可有料
P70%不可不可不可

ビジネスクラスはツアーやパックなどの割引があるのでマイレージ積算率は3種類になります。

エコノミークラスの予約クラス

予約クラスマイレージ積算率予約変更払い戻しアップグレード
Y100%無料無料
B100%無料有料
E,M100%有料有料
U70%有料有料
H70%不可有料不可
Q70%無料有料不可
V,W,S,T50%不可有料不可
L,K30%不可不可不可

エコノミークラスになるとかなりの数の予約クラスがるのでマイレージ積算率も4種類になります。

その他の予約クラス

O,I,R,X,Nこれらの予約クラスではマイレージ積算対象外となります。無償航空券・特典航空券・各種優待割引航空券も積算対象外です。

 

 

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