少々昔の話になりますが、当時メインで使用していたクレジットカードのライフカードが不正利用されたという記事を書いたところ、その記事を見たNHKから取材を受けたという話です。
今回改めて取材までをまとめてみました。
不正利用に気づくまで
その日はいつものようにスーパー内にある薬局行きました。すると今ままで見たこと無いような店員がいました。よろよろのおじいさん的な感じの。。。。
時刻は11時51分くらいです。支払いをクレジットカードでと告げると、カードを通してピッ!いつものように会計終了かと思っていると
- 「このカードは使えません」
なんと!?今まで何回もこの店でカード払いしたことあるのになぜ?!なるほどさてはカード利用の操作間違えたな?これだから・・・と思いながらも「え?、じゃぁ現金で」その場は面倒くさかったのでとりあえず、現金で支払いました。そして、ついでにスーパーで買い物してレジへ向かいました。時刻は12時くらいです。いつものようにカードを出してピッ!・・・
- 「このカードは使えません」
ここでようやく私は悟りました。
- カードが止められているか
- カードの磁気部分が壊れている
とりあえず、また現金で買って家に帰ってネットでカード情報を確認したところ利用可能額は当然ながらまだいっぱい残っていました。仕方ないので、カードの裏に載っているサポートに電話をしました。「あの~カードが使えなかったんですが・・・」生年月日などで本人を確認された後
- 「ん~利用可能額は残ってますので使えるはずですが、もしかしたらセキュリティで止められている可能性もあります。セキュリティ担当におつなぎします。」
しばらく待っているとセキュリティ担当の人に変わりました。するとセキュリティ担当の方から
- 「ご本人様ではないと思われる利用があったためカードを止めさせていただきました。」
それなら携帯に電話してくれてもいいのに。。。と思いながら携帯を見ると11時56分に不在着信が!!!
- 「先ほどご本人様の利用を確認した時点でお電話差し上げたのですが・・・」
どういう不正利用があったのか聞いてみると、オンラインゲームマネーを3万円分くらい3回ほど約9万円の利用があったとのこと。
オンラインゲームに9万円。それは随分楽しめたでしょうね(笑)とりあえず、それは自分の利用ではないことを告げると、事故扱いになり請求はなしになりました。
- 「何か不審な店でカードを利用されたことはありますか?」
特に思い当たる節がないと返答しました。
- 「お手持ちのカードは無効化して、新しいカードをお送りいたします。今のカードは切って処分してください。」
ライフカードのサポートの対応は完璧でした。しかし、クレジットカードは常にカード会社が監視しているということを気づかされる出来事でした。その分、安心して使えるが普段からの利用履歴の管理も大切だと実感させられました。一番気になるのは、どこで情報漏洩したかという問題です。ネットゲームに使う金ということは犯人はユーザー登録しているはずです。そうするとある程度、調べられそうにですが。。
NHKからの取材依頼
当時クレジットカードが不正利用されたという記事を書いたのが2009年3月でした。するとNHKから2009年6月にメールで連絡がありました。
突然のメール、失礼いたします。NHK報道局の○○と申します。
現在、クレジットカードの不正利用について取材を進めておりまして、ブログを拝見しメールを出させていただいた次第です。
カードの不正利用は、以前はスキミングが横行していましたが、最近は、ネット上からカード情報等が流出し、それが闇で転売されて、不正利用されるケースが増加しているようです。また、足が着きにくく、現金化しやすいことから、ゲームマネーが狙われる傾向もあるようです。
「オンラインゲームマネーを3万円分くらい3回ほど」という事例は、氷山の一角ではないか、という気がいたします。なかなか被害の実態が見えづらい中で、ブログ等で発信されている情報は貴重で、大変参考になりました。
差し支えなければ、被害の経緯や、その後のご対応などについて、より詳しいことを教えていただくことはできませんでしょうか。
という内容でした。その後のクレジットカード会社の対応で、「カード事故調査終了のお知らせ」という内容の書類が届いたことを伝えると。
さっそくに、ご丁寧な返信、ありがとうございます。いくつか、教えて頂きたい点がございます。
- 被害に遭われたカードは「ライフカード」とのことですが、 提携しているブランドは「VISA」「MASTER」など、どこですか。
- 不正利用される直前に海外旅行に行かれましたか。
- そのカードはインターネット上の決済や携帯電話経由の決済に使っていましたか。
- その際、カード会社の「認証システム」は利用していましたか。
- カードの不正利用は、店舗でスキミングされた/ネット上で漏れたどちらの可能性が高いと感じていますか。
- オンラインゲームマネーを3万円くらい3回、とのことですが、いつ、どの国で、どのように不正利用されたか、何かカード会社から情報はありましたか。
- オンラインゲームマネーとは、具体的に、どの会社のどんな種類のものか、についての情報はありましたか。
- カード会社から送られてきた「事故調査終了のお知らせ」はどんな内容でしたか。
- 「お知らせ」の内容を個人情報を塗りつぶした上で構いませんので、見せて頂くことはできますか。
- 今回の被害の状況について、インタビュー撮影等をお願いすることは可能ですか。
という返事が帰ってきたため一つ一つ回答し返事を送りました。
さっそくのお返事、ありがとうございます。大変よく分かりました。
こちらについても、ご協力、感謝致します。まだ、具体的な放送日時や内容を固めていないのですが、撮影等ではなく、一度直接お会いして、⑨の資料等も見せて頂く、ということは可能でしょうか。
日時、場所等については、羽田空港サーバー様のご都合に合わせるようにいたします。ご希望でしたら、せっかくですのでNHKのスタジオ見学等を兼ねてもよいです。
というの返事が帰ってきたためNHKのスタジオを見学できることになりました。
NHKのスタジオ見学
渋谷駅からNHKに向かっている途中に「NHK解体」と書かれたTシャツ着たデモを行っているような人がいました。その人についていくと最短ルートでNHKに迷わず到着しました。
適当に取材を受けて初めてNHKのスタジオを見学したりしました。あのときは確か「おかあさんといっしょ」などのスタジオを見学したような気がします。記憶が曖昧で申し訳ありません。
クレジットカードの安全性
今回自分の場合はクレジットカード会社が不正利用をすぐに確認したため被害はゼロでした。カード番号が変わったくらいです。これがもし現金の場合、仮に何処かで落としたとすると戻ってくる確率は0%に等しいでしょう。
そういう意味でもクレジットカードは現金よりも安全な気がします。この不正利用の一件から毎月のカード請求書は必ず目を通して確認する癖がつきました。今までは真剣に見ていなかったので良いきっかけになったと思います。