ついにAppleが新しいiPhoneを発表しました。
防水など様々な機能が追加されたこともすばらしいですが、やはり最大の進化はFeliCa対応だと思います。
ちなみにこのFeliCaが使えるiPhone7は日本で発売するモデルのみ対応しています。
これで本当にiPhoneひとつで国内旅行に行けるかもしれません。
目次
3つのNFC規格
NFCとは近距離無線通信のことで、そもそもiPhone6以降にはNFCのチップを搭載していましたが、Type A/Bのみでした。
日本で必要とされていたのはType F(FeliCa)の方でついにiPhone7で対応しました。
規格 | 通信速度 | 通信距離 | 処理時間 | 開発元 |
---|---|---|---|---|
Type A | 106kbps | 10cm以下 | 0.5秒以内 | オランダ(フィリップス) |
Type B | 106kbps | 10cm以下 | 0.5秒以内 | アメリカ(モトローラ) |
Type F(FeliCaチップ) | 212kbps | 2cm以下 | 0.2秒以内 | 日本(ソニー) |
Type Aの特長
ロンドンやモスクワなどの公共交通システムに利用されています。
世界で最も普及しているのはこの規格です。
速度が遅いためtaspoで使用したことのある人は少しもたもたする印象だと思います。
主な採用一覧
- taspo(タスポ)
Type Bの特長
CPUが必要なのでType Aよりも原価が高いというデメリットが有ります。
主な採用一覧
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- パスポート
Type Cの特長
Type Aよりも高速で処理が可能です。
日本でのみ普及している規格なのでガラパゴス規格とも言われていました。
しかし今回Appleが採用したことで今後グローバル規格に発展する可能性があります。
この規格は非常に高速で通勤ラッシュ時の改札など1分間で60回の決済処理が可能です。
主な採用一覧
- SKiPサービス(ANA)
- PASMO (株式会社パスモ)
- Suica (JR東日本)
- 楽天Edy (楽天Edy株式会社)
- nanaco (セブン&アイ・ホールディングスなど)
- WAON (イオン)
Suicaの場合
使用方法
アプリケーションを起動させることなく改札機にiPhoneをかざすだけで利用できます。
モバイルSuicaと同じですね。
登録方法
iPhoneをSuicaカードの上に置いて登録します。
登録したSuicaカードは使えなくなるようです。
登録の際に確認として最後の4桁や記名の場合は誕生日など入力が必要になります。
チャージ方法
Apple Payで設定したクレジットカードからチャージが可能になります。
QUICPay、iDの場合
QUICPay、iDの場合は指紋認証機能「Touch ID」を使用しホームボタンに指を乗せたままかざす必要があります。
対応するクレジットカード会社
ほぼすべてのクレジットカード会社に対応しているので安心ですね。
サービス開始は
予約開始 | 2016年9月9日16:01 |
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発売開始 | 9月16日 |
iOS10配信開始 | 9月13日 |
FeliCaサービス開始 | 2016年10月以降 |
これからiPhone7とサービス開始が待ち遠しいですね!
価格
iPhone 7(32GB) | 72,800円 |
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iPhone 7(128GB) | 83,800円 |
iPhone 7(256GB) | 94,800円 |
iPhone 7 Plus(32GB) | 85,800円 |
iPhone 7 Plus(128GB) | 96,800円 |
iPhone 7 Plus(256GB) | 107,800円 |
各社臨時メンテナンスをアナウンス
10月25日(火)にJR東日本とドコモが臨時メンテナンスをアナウンスしています。おそらくメンテナンス終了時刻にiOS10.1が公開されてFeliCa対応になるのでは?