またしても夏休みの真っ只中にトラブルが発生しました。
概要
8月12日朝、羽田空港で全日空の乗客の荷物を機内に運ぶベルトコンベヤーが一時停止するトラブルがあり、合わせて28便が預かった荷物の全部か一部を載せないまま出発しました。
トラブルの経緯
時刻 | 事象 |
---|---|
6:50過ぎ | カウンターで預かった荷物を機内に運ぶ全日空のベルトコンベヤーのうち、1台が停止 |
7:35ごろ | 復旧 |
夕方 | 荷物はすべて後続の便で各地の空港に到着 |
原因はセンサーの不具合
全日空が調べたところ、ベルトコンベヤー上を荷物が流れているか確認するセンサーの不具合
カウンターで預かった荷物を機内に運ぶベルトコンベアのうち1台で、荷物が正常に搬送されていることを検知するセンサーが故障。「荷物が流れていない」と誤検知し、ベルトコンベアが停止した。
荷物の状態 | 便数 |
---|---|
すべての荷物を載せないまま出発 | 16便 |
荷物の一部を載せないまま出発 | 12便 |
当時の初期対応
停止している間、職員が手作業で荷物を運ぶなどして対応しましたが、出発の遅れが相次ぐことで、機体のやりくりに影響してその後の便が欠航したり遅れがさらに拡大したりすることを避けるため荷物を飛ばないまま出発しました。。
全日空は12日中に後続の便で各地の空港に荷物を届けたいとしているます。
乗客には事後報告
結果的に何も知らされずに目的地に着いた乗客は、「実は荷物積んでませんでした」というアナウンスによって知ることになる。
一部の人にはANAから5000円が配られたそうです。
影響
42便に30分以上の遅れが発生し、影響は5500人と言われていましたが最終的には約1万2700人に影響しました。
約款契約はどうなっている?
JALの場合
第28条 受託手荷物の搭載
受託手荷物は、その旅客の搭乗する航空機で運送します。
ただし、搭載量の関係その他やむを得ない事由があるときは、
当該手荷物の搭載可能な航空機によって、運送することがあります。
ちょっとANAを見つけられませんでしたが、似たような内容だと思います。
まぁ荷物は搭乗した飛行機以外で送ることもありますよ。というニュアンスでしょう。
所感
一瞬にしてANAのつぶやきが跳ね上がってます。それと同時に不快感も跳ね上がってます。
トラブルとは起きてほしくない時に起きるものですね。
それにしても最悪のタイミングですね。
- 帰省する人
- 旅行にいく人
- 仕事で行く人
- お盆だと墓参りする人
- 修行僧
などなどいろんな人に迷惑をかけてたのはたったひとつのセンサーだったというオチですね。
そのセンサーが誤検知したのもセンサーを固定しているネジ1本のせいかもしれませんし
基盤のICチップ1個のせいかもしれません。
先日の10日に発生した新千歳空港の保安検査すり抜けによる再度保安検査をして、更に12日の今回の荷物が届かなかったというダブルパンチを食らった人はどれくらいいるのか気になります。
クレジットカードの航空便遅延費用補償については後日詳しく書くことにします。